昔、父が祖母に隠れて猫を飼っていた件。
自分がまだ学生だった頃のある日、
父が「猫がいるから見に来てごらん」と言うので
『ノラ猫を餌付けでもしたのかな?』と思って見に行くと…
玄関先や庭先に“ちょっと来ている”どころではなく、
父の仕事部屋の椅子の上で
『もうソレ、ほぼ飼ってる状態だろ!』
というくらい当たり前に堂々と寝ている、
見たことのない茶トラ猫の姿が…!
うちにたびたび来ていた人懐こいノラ猫を、
父が部屋に連れ込んで
半ノラ・半飼い猫状態にしていたのである。
ちなみに当時、うちには既に別の飼い猫がいた。
…で、“2匹目”は反対されると思ったのか、
両親はこの猫の存在を、祖母には一切話さなかった。
なので、いろいろとややこしい事態に…
祖母:「うちの中に、またあのノラ猫が入って来てるよ!」
何も知らない祖母に追いかけられては、
家を追い出される茶トラ猫。
(ちなみにコロッケ色の毛並みだから(?)
『コロちゃん』と名付けられていた……)
さらには、祖母に見つかって追い出されないよう
祖母が近づいてくるとコタツの中に隠される始末…。
これ、小学生くらいの子どもではなく
イイ歳をした大人が実際にやっていたことなのである…。
ちなみに、そんな当時の兄弟間メールがこちら。
↓
兄弟:「帰るべきかな?片道二時間はキツイですよ」
自分:「電車の中で寝て来い。
よその猫がうちに来た。」
兄弟:「ナニネコ?どこネコ?
100万回生きてるかきいてみて。」
自分:「すぐ帰ればその目で見れるかも?」
最初のメールのテンションの低さからの、この食いつき。
ちなみに蛇足ながら「100万回生きてるか…」の元ネタは
猫の絵本としては1、2を争うくらいに有名なアレである。